文部科学省から「問題行動・不登校調査の結果」が公表されましたね。
去年のデータを基にした記事はこちら
気になるところはこんな感じでした。赤字は私のコメント。
●小・中・高等学校における,暴力行為の発生件数 60,197 件(前年度56,250 件)
小学校26,864 件(前年度21,605 件)
●小・中・高等学校における,児童生徒1,000 人当たりの発生件数 4.5 件(前年度4.2 件)
小学校 4.2件(前年度3.3 件)
● 小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数 414,378 件(前年度 323,143件)
小学校317,121 件(前年度237,256 件)
中学校80,424 件(前年度71,309 件)
高等学校14,789 件(前年度12,874 件)
特別支援学校2,044 件(前年度1,704 件)。
全体 414,378 件(前年度323,143 件)。
児童生徒1,000 人当たりの認知件数は30.9 件(前年度23.8 件)
小学校が激増しています。
ニュースを見てもわかる通り、隠ぺい体質の学校&教育委員会からのデータでこれですから、現場は大変なことになっていますよ。
だからいつも言っています。
学校に入って、自分の目で見てくださいと。
●小・中学校における不登校児童生徒数 134,398 人(前年度125,991 人)
不登校児童生徒の割合は1.4%(前年度1.3%)
●小・中学校における長期欠席者数
小学校72,518 人
中学校144,522人
全体 217,040 人
このうち,不登校児童生徒数
小学校35,032 人(前年度30,448 人)
中学校108,999 人(前年度103,235 人)
小・中の合計で144,031 人(前年度133,683 人)
小中ともに増えていますね。ワークショップで全国をまわっていると、「うちの子学校行ってないんです。」と明るく教えてくれるお母さんが増えてきたように感じます。
一昔前の悲壮感ただよう不登校ではなく、子どもを守るための健全な不登校が増えてきたのならいい傾向ですかね。(本当は子どもたちが楽しく通える学校で、不登校が少ないのが一番ですが・・・学校は悪化の一途をたどっていますので)
●小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数 250 人
小学校 6 人(前年度 4 人)
中学校 84 人(前年度 69 人)
高等学校160 人(前年度172 人)
全体 250 人(前年度245 人)
※自殺した児童生徒が置かれていた状況として「いじめの問題」があった児童生徒は10 人(前年度10 人)。
250人の中で「いじめの問題」がたった10人・・・学校からの報告ですから言い逃れできないもの以外はカウントしないでしょうね。