囚人に毎日必ずやるべき課題を与え、やらなければ食事抜き、鞭うち、その他罰を与える。
やれば飴(待遇改善等)を与える。
囚人たちは言われなくても課題をやるようになりました。
看守たちは『囚人が言われなくても自分からやるようになった』と喜びました。
子どもたちに大量の課題を与え、やらないと叱る、嫌味を言う、ペナルティーを与える、
やれば飴(ゲーム、テレビ、お小遣い等)を与える。
そのうち子どもたちは言われなくても課題をやるようになります。
親は『言われなくても自分からやるようになりました。』と喜びました。
これを「自主性」と呼びますか?
低学年で大量の宿題や●文の課題プリントを、
「うちの子、言われなくても自分から取り組んでいます。」
というようなことを保護者会などでたまに聞きますが、
そうだろうなぁ、きっと私でもやるなぁというオーラをまとっています。
言いませんけどね(笑)
叱られず、飴ももらえずともやるのなら、それは「自主学習」「学び」です。
そういった習慣をつけさせたいと願いながら、全く正反対の環境で育てる?
子どもは願ったようには育ちません。
育てたように育ちます。
そしてお手本として示された、飴と鞭で人を動かすということを身に付けて使うようになります。