学習性無力感

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セリグマンの犬

アメリカの心理学者・マーティン・セリグマンは、スティーブン・マイヤーと共に犬を対象にある実験を行った。

低めの壁で仕切られた部屋に犬を入れ、予告信号の後に部屋に電気ショックを流す。ただし、この電気ショックは予告信号後に壁を飛び越えれば回避可能である。

この際、セリグマンはあらかじめ別の実験を受けた二つの集団を用意した。

一方は電気ショックが回避不能な状態に長く置かれていた犬たち。

もう一方は足で部屋内のパネルを押せば電気ショックが回避可能で、実際にそれを経験した犬たちである。

これに何も経験していない犬たちを合わせた三つの集団で実験が行われ、どれだけの確率で電気ショックを回避できたか調べた。

その結果、回避不能な状態に置かれていた犬たちは、ほかの二つの集団に比べて圧倒的に回避できた数が少なかったのである。

この結果は犬が前段階において、電気ショックと自分の行動が無関係であると学習しそれを認知した為、実験で回避できる状況となった場合でも何もしなくなってしまったためと考えられる。

この「セリグマンの犬」と呼ばれる実験により、セリグマンは「回避不能な嫌悪刺激にさらされ続けると,その刺激から逃れようとする自発的な行動が起こらなくなる」という事実を発見するに至る。それが「学習性無力感」である。

症状

人は長期的に過度な身体的、精神的ストレスにさらされ、尊厳や価値観を損なうと、以下の症状が現れるとした。

1.極めて強いストレスが加えられる状況から、自ら積極的に抜け出そうとしなくなる。

2.少し努力をすれば、その状況からの脱出に成功することが可能であったとしても、その可能性すら考えられなくなる。

3.ストレスの原因に対して何も出来ない、逃れられないという状況の中で、情緒的に混乱をきたす。

こういった症状は長期の監禁や、虐待などでしばしば見られる。また、教育の場においても、近年この症状は注目されている。

引用元:http://dic.pixiv.net/a/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%80%A7%E7%84%A1%E5%8A%9B%E6%84%9F

自分の力で解決できないようなストレスに長期間さらされると、逃れようともせず、ただじっと耐えるようになる。そして、解決できる方法が目の前にあってもそれに気がつかない。まあ、そういったことですね。

幼児・児童期からの大量の勉強

スポーツでの指導者からの一方的な指導&体罰

親の理不尽なしつけ

そうしたストレスにさらされて、子どもたちは考えることをやめることで、自分を保っているのかもしれませんね。

学校の先生たちも、教育委員会からの無理難題や様々なやらなければいけない無駄な業務、ゲームやテレビに子守をさせる親とその子どもの相手に疲れて、目の前にある本物の解決策(どんぐり倶楽部)についても考えられなくなっているんでしょう。

幼児・児童期に、たとえ勉強や躾という名目でも「回避不能なストレス」を与えつづけたら、自主性は育たず情緒の安定を犠牲にすることを覚悟しておいたほうがよいでしょう。

こちらもわかりやすい

http://matome.naver.jp/odai/2135791002863231601?&page=1

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